Cesium 137 and Strontium 90 in Sea Water

Abstract
北太平洋西部における表面海水中のCs-137およびSr-90の濃度を測定した。Cs-137は0.8~4.8μμC/l,Sr-goは 0.6~3.1μμC/lであつた。これらの値を北大西洋および北太平洋東部で得られた値と比較すると,北太平洋西部ではCr-137およびSr-90の濃度が非常に高いことが分つた。汚染の高い原因については,北太平洋の熱帯海域にある核爆発実験場からの核分裂生成物の直接流入によると考えられる。海水中の37/Sr-90の比が低いことについても考察を行った。