REACTION OF CHLORINATED ETHYLENE-PROPYLENE TERPOLYMER WITH LIVING POLYMER

Abstract
塩素化エチレン-プロピレンターポリマーとNa- ナフタレン錯体で重合したリビングポリスチレンのカップリング反応をテトラヒドロフラン中で行ない, 反応条件について検討した.リビングポリスチレンの濃度を一定にして塩素化エチレン-プロピレンターポリマーの濃度を増加させると, Cl/Naの増加に伴い, グラフトスチレン量, グラフト効率は増加するがCl/Na=1付近になるにしたがって一定値 (グラフト効率37~39%) に達することを知った.また, 塩素化エチレン-プロピレンターポリマーの濃度およびリビングポリスチレン濃度が一定のとき, グラフト率はリビングポリスチレンの重合度の増加に伴い増加した。これらの反応生成物はいずれも白色~帯黄白色のプラスチックス状のゲル化重合体であった.また塩素化エチレンプロピレンタ-ポリマーはリビングポリスチレンとの反応において, カップリング反応だけではなく, メタル化されることを確認した.