Evaluation Method for Aging of Asphalt after Thin Film Oven Test.

Abstract
本研究はアスファルト舗装の供用に伴うアスファルトのエージングを, プレッシャー•エージング•ベッセル(PAV) 試験, 薄膜加熱試験, 屋外暴露試験および新しく開発した高温長時間耐久性 (HTLTD) 試験により再現し, エージングを受けたアスファルトを森吉ぜい化点 (MBP) およびダイナミック•シア•レオメーター (DSR) 試験で評価を行った。その結果, HTLTD試験は薄膜加熱試験用と同一の容器を用いて, 加熱時間のみを変化させMBP試験をそのままの状態で実施できる利便性があること, PAV試験と比較してエージングが著しいこと, また室外の暴露試験の結果とも対応していることを明らかにした。そして, この新しい試験がストレートアスファルトおよび排水性舗装用アスファルトのエージングの評価に対して極めて有効であることを確認した。