Serodiagnosis for Feline Infectious Peritonitis by Immunofluorescence Using Infected Suckling Mouse Brain Sections

Abstract
ネコ伝染性腹膜炎(FIP)ウイルスは脳内接種後, 乳のみマウス脳内でよく増殖し, 継代2代以降著明な中枢神経症状を現わして死亡した. 感染乳のみマウス脳切片を標的抗原として, 螢光抗体間接法により, FIPウイルス抗体を検索したところ, 臨床あるいは病理学的にFIPと診断されたネコ83例中77例(93%)は1:400~1:25,600で陽性反応を示したのに対し, 健康ネコでは103例中3例(3%), FIP以外の症例では71例中4例(6%)のみが1:400および1:1,600で陽性反応を示した. 螢光抗体陽性検体の若干例について, 乳のみマウス脳内接種による中和試験を行なったところ, 螢光法と中和試験の成績はよく一致した.

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