Treatment of Prepubertal Periodontitis in a Patient With Granulocytopenia.

Abstract
本論文は顆粒球減少症を併発した前思春期性歯周炎を発症した6歳児の治療経過に関する報告である。患者は顆粒球減少症を合併し, 血液検査において好中球が白血球数のうち0~4%であった。細菌検査では, P. intermediaが検出された。初期治療ではスケーリング, ルートプレーニングに加え, 動揺度3の第1, 第2乳臼歯を抜歯した。また, ポビドンヨードを用いて毎日の洗口と週に1回の割合で歯周ポケット内の洗浄を行った。処置後6カ月の現在, 永久歯の歯齦の状態, 歯齦溝の深さは正常で, X線写真では歯周疾患の徴候は認められなかった。